Pの玉突き話し(練習とか)

よくセンターショットが基本だからとにかくセンターショットという光景をみます。センターに先玉をおいて手玉をまっすぐおいてみましょう。まっすぐ見てみれば分かると思いますが長クッションがわのつのがちょっとかぶってますよね?ポケットの一番奥に入れるって事で見れば確実につのは進路を邪魔しますね。
長クッションに触れずに入れているという事はちょっと短クッション寄りに狙っているって事ですよねという事は若干特殊なショットな訳です。というか、簡単なショットの枠からははみでている訳です。

では、何が簡単で何が難しいか。
簡単なのは穴前の玉ですね。そしてポケットのつのに邪魔されない進路の玉です。
では難しいのは穴から遠いレール際の玉となるわけです。


図1

はい、極端なイメージが出てきました。各ポケットのつのの延長をクッションまで伸ばしてその間を塗ったわけです。
図1はコーナーへ向かっての厚み通りで入るところです。これはテーブルが渋いとか甘いにかかわらずちゃんと狙えば入るところです。
オレンジは上のコーナーに向かって大丈夫なところで茶色は下のコーナーにむかって簡単なところです。黒いところはどちらでも大丈夫という事です。これを見ても分かるとおり、センターショットは受けが狭いショットとなるわけです。
厚みを覚えるにはセンターにおいてどうこうより、フットなどにおく方がど真ん中をわかるって事ですよね。


図2

今度はサイドです。全部黒くしちゃったのでわかづらいと思いますが、あなに通じている黒い所が狙う穴です。
ちなみにこの範囲は人によって若干変わります。というのも例えば上のサイドにねらうと、手玉は下にくるわけですが、あまりに下にある的球は手玉をつくのにキューをたてなければならないのです。なのでここではキューをたてなくていい範囲にしてます。図1に関しても同じです。タテキューの上手い人はもっと範囲が広がるのです。

さて入れやすい玉が分かれば、ここにある玉は入れれるようにしましょう。手玉フリーでね。ただ入れ重視か勝負しちゃえのジャッジって先玉の位置によるところが多いと思うから感覚は磨いたほうが良いでしょう。

ストロークですが、これは十人十色です。そういっちゃおしまいなので、簡単に。
まずはイメージボールをしっかりイメージして、イメージボールに向かって立ちます。それで構えに入ります。構えてから狙わないように。タップが手玉にヒットした時、どういう角度でどこを撞くかイメージしてたつことが大事です。

テイクバクしなければ振りぬけないのでそのイメージの角度をキープしたままテイクバックします。この時イメージとしてはキュー尻を少し下げながらテイクバックするって事です。普通にテイクバックするとキュー尻は上がります。これは人間の作りがそうなってるのです。
そして手首だけでショットするのではなくて、ひじから手首の間の部分が遅れないように振ります。キューにとっていい振り加減は軽くグリップをもって滑らない程度が良いスピードと思います。
下を突くときもなるべく水平に近い感じで撞きます。撞き終わってラシャをこすっているような撞き方は無駄なエネルギー(軽くジャンプするような)がかかり理想的な引き球にならないです。押しだまも同じで、上の方つけばいいってもんじゃないです。だからクッション際にある手玉は難しいのです。

なぜ水平が良いか?
それはセンターショットがある程度入る人でもキューをめちゃめちゃ立てて撞いたら入れるのは難しいでしょ?要はおじぎするように撞いてもいいんですが、試合とかチビル時とかまっすぐの方向性を保つほどキューが出てない、出せない状況の方が多いからです。

確実に入ると思う玉を、ヒットしてから綺麗に90度で分離させたいときはあえておじぎめに撞きます。ようは玉が割れるという現象をあえてするのです。水平だと変にキューが効いてしまう場合があるからです。

なので、基本はストローク作りの練習ですので、先玉をフットにおいて手玉をまっすぐおいてコーナーにポケットするというのをストローク重視でストップ、フォロー、ドローと出来るようにします。これが100球中90球の成功率を超えたら、ちょっと角度をつけてみましょう。それで、ストップの感じとフォローの感じとドローの感じで入れます。入れが確実になったら手玉がどこに動くか確認するようにします。

ここで大事なのはバンキングのような力です。バンキングに力は入りませんが、あれでテーブルを一往復する力加減な訳です。フットの球を自在に入れるようになったら次は力加減です。

コンディションやら色々ありますが、これくらいの厚みならばバンキングくらいの力でストップくらいの力で撞けば2ポイントに出るでしょう。ただしこの図はちょっと厚みが厚すぎるので結構しっかりつかないと出ないですね^^;。もう少し薄くすると(手玉を左へちょっともっていく)よいでしょう。

肝心なのは届かせることです。バンキングのスピードでつけば、真ん中をついても的玉に当たることにはすっかり前進回転してるわけなのでスピードそのままで撞点を若干下にするのが必要です。

加減とコースを覚えるとはこういう事です。力加減ついでに、クッションに対してひねりの方向で力加減はえらく変わります。上の例で言えば右にひねるのと左をひねるのではクッションに入ってからどこまで転がるか全然変わります。右を撞いたらどんどん転がっていくイメージでうす。左はクッションからの出が鈍くなり、殺しだまのような効果がでますのでとまりやすいです。

これが僕の基本中の基本です。
 ・簡単な玉と難しい(無理しちゃいけない慎重につくべき玉)を分けて考える
 ・バンキングの力加減を中心に組み立てをかんがえる
 ・逆を突くときは大きめに、順のときは短めに
です。

そのほか僕が感じて実践でよく使うショットをばらします。
多分それで全部です。あとは組み立てでアンドセーフティであるとかセオリーとかはプロのビデオを見たり、本を読んだりしてレパートリーをふやしてきただけです。

←戻る進む→