鷲羽山ハイランド(後半) 岡山県倉敷市下津井 電話086−473−5111
くどくて申し訳ないですが続けます。
いよいよ頂上につきます。どう見てもここは展望台で、人が飛び降りたりする為の場所じゃありません。地面からは30mくらいでしょうか?の高さまであがっただけです。しかし足元は鉄の網の床があるだけで見渡す限り360°の大パノラマになっているのです。瀬戸大橋が両手で掴めそうなこんな光景見たことない感じです。「あ〜、満足した。さて降りるか」という現実逃避に陥ろうとする僕のジャケットにガチャっと金具がつけられます。
「ひっ」と思ったのですが、これはその場所を安全に歩くための命綱です。「こちらへどうぞ」といわれTの字のはじの部分に向かいます。そこで本当の命綱に付け替えられます。かなりごついです。「そのまま前まで来て下さい」と促されます。さきっちょには左右に手すりがあります。がくがくしながらさっきのお兄さんの説明を思い出します。
| 地上のスタッフのお兄さんの教え 1 まずは足のさきっぽ1/3くらいを床からはみ出さして、両手を万歳の形でまっすぐ真上にのばして 2 スタッフが「さん、に、いち、バンジー!」って言ったら、そのまま前に棒のまんま倒れるように落ちる 3 この時、決して丸まったり、両手を広げたりしないで下さい 4 前向きが怖ければ、手すりを持って、後ろ向きに準備します 5 合図で両手を離せば勝手におちます 6 ただ、真のバンジーは、おいしいのは、前向きです 先っぽで器具の取り付けをしてもらっている僕の勇姿 写真の鉄塔は高さがほぼこの倍あると思って下さい。ただ飛び降りる下にはでっかいマット(高さ2mはあるような)があるので、地上から見るとそんな高さを感じないかもしれません。 |
つけられた器具は割りと大きくて真下はまったく見えません。それどころかちょっと先も見えないので大変です。そう、ここは山の頂上なのです。頂上付近が見えないという事はまさに見えるのは海なのです。僕が今いるところは、まさに海抜170mの高さなのです。
ただでさえ怖いバンジーをここまで高いところにセットしようとしたやつは一体だれなんだぁ!!と恐らく一生会うことのないであろう人を恨めしく思いはじめました。「あ〜、もっと琵琶湖のとことか普通の所で体験しておけばよかった」とかいらないことを一生懸命考えてます。
すると
「じゃぁ、準備が出来たので気持ちの準備が出来たら言って下さい。」
とお兄さんが言うではないですか!
「うわぁーん、こわいよー」と思いつつもここで怖さが充満したら動けなくなる、いくなら一発でいかねばならん!と決心し、「いきます!」
| 声をかけて、両手を手すりから離します。こえーーーーーー 周りは全く地面がないです。突風でもあったら僕はまっさかさまだよーと、まっさかさまになりに来ているのに危険を感じます。 正面には瀬戸内海。穏やかな天気と、穏やかな風景(これが絶景)が目の前に広がります。 手を天に向けてまっすぐのばします。つま先は宙に浮いてます。 「さん にぃ いち バンジー!」 |
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とんだ とんだ
とんだ とんだ
いざ飛んだ時は半分やけくそでした。にしては立派なジャンプだったと褒められました。こういうのって一回やったら慣れるのでしょうが、もう一回行くか?と言われれば「もういい」って言ったと思います。
しばらく足はがくがく震えたまんまでしたが、勇者の証のTシャツをもらって無事生還しました。
冗談でも「たいした事ないよ」とは言えません。ほんま怖いです。多分各地のバンジーの中でもそうとう怖いシチュエーションだと思います。これ以上の怖いものはないと高をくくった僕は、そのまますぐ近くにある「ターボドロップ」に挑戦します。
| わかりづらいと思いますが、右の写真の左はじがバンジーです。そのすぐ右のが展望台で、その右にあるてっぺんが青いのがターボドロップです。 はしらにくくりつけられたベンチにすわり、合計12名が同時に座ることが出来、そのままてっぺんまで一挙に上がったかと思ったら、垂直にすとーーんと落ちるアトラクションです。 ここも空いていて、行けば乗れるという状態でした。乗ってスタートです。ぶーーーーーんと上がるとまさに大パノラマで、これまた信じられない絶景です。「うおーーーこれは綺麗だぁ」と思っていると、あれ?いつ着くんだ?というくらい登っていきます。「おいおい。綺麗をとおりこして、これはこわいぞ」とバンジーで度胸がついたと思っていた筈なのに、今度は単純に高さだけでホンマに怖くなりました。 落ちるのははっきり言ってそんなに怖くないかもしれません。ただ、登るのは途中までの綺麗と思える所をこえたらまぢで怖いです。というのも、しっかりベルトで締められているので見える範囲の下が本当に地面の一部とあとは海なのです。 さっきのバンジーは海抜170mという高さでしたが、あとで知ったのですがこれは海抜200mです。バンジーも15mくらいは登ったと思うのですが、これはそれよりさらに30mも高いのです。 怖くてあたりまえじゃ |
さて、気持ちよさと怖さでぐちゃぐちゃになっておりますが、とにかく絶対お薦めです。
でも遊園地だし、ちょっとのんびりしたのも乗りたくなります。そこで普段では殆ど乗ることのないスカイサイクリングに行きます。よくある自転車がレールにくくりつけられていて、漕いで一周するというほんわかしたアトラクションです。
が
| これまた怖い。。。。。。。。。。。。。。。 左の写真は出だしからしばらくして折り返したところです。すぐしたの道からもかなり高いですよね?その下の町となるとかなりの高さを感じます。 右の写真は普通の風景みたいでしょ?どこかの展望コーナーみたいでしょ?サイクリングの最終のあたりで撮ったものです。下はレールがありますが、宙に放り出されたような錯覚を覚えるそんな感じです。左の写真の道が無い状態です。 サイクリングに乗るときは、右側に乗るとまさに恐怖も味わえます。 |
スカイサイクリングっちゅうのはなぁ、もっとメルヘンな乗り物じゃなかったのかぁ?
と、怒りすら覚えます。本当に油断大敵です。
そのほかジェットコースター系も充実してます。
メリーゴーランドなど、本当にのんびり出来るのもありますし、大観覧車は乗るべきだし、B級アトラクションがありません。自然をうまく使って多分思っているより小さいのでしょうが、回りきるのは大変ですよ。
さて、全体を通しての雑感ですが、
僕は鷲羽山ハイランドが大好きです。多分右上の建物は立派なホテルだと思います。今度はぜひここに泊まって朝から丸一日徹底的に絶叫し続けたいと思います。今度はプール(ここにも絶叫ウォータースライダーがあるらしい)も、そして夕方はパターゴルフなどして、ボーリングや玉突きも出来て、その後は軽くゲームセンターでゲームして、夜は飲んだくれて。。。。。。。そう思ったらぞくぞくします。
夏場のこの季節の土曜日の午後一番でアトラクションは待ち時間ゼロ!しかも何回乗っても良いなんて、夢のようなレジャー施設です。
9:00〜18:00(もしくは22:00)までやっているのでお薦め日帰りプランは大阪帰着で考えると
8:00新大阪→9:00前岡山着 でレンタカーを借りて10:00までには入れるでしょう。
10:00 一番上のコーナーで、展望台、ターボー、バンジー、大観覧車を一通りこなす。
昼前に スカイサイクリングなどをしながらジェットコースターもいくつか乗ります。3時間もあればばてるくらいのアトラクションに乗れるでしょう。
昼ごはんを軽く食べてプールへGO!
ここも2時間くらい遊びます。ここまでで15:00くらいかな?ここでもう一度楽しみたいアトラクションに行ったり、入り口近くのステージで楽しんだり、やんわりメリーゴーランドなどなど16:00に出発します。
そのまま倉敷チボリ公園へGO
17:00には着きます。17:00から入園料は1000円になります。そのまま中をのんびり探索して、バームクーヘンなどを食べます。夕方のステージなどを楽しんで花火が20:45〜21:00頃までです。
そこから岡山まで戻って新幹線にのれば23:00頃には戻れます。
さすがに疲れすぎでしょうけどね^^;
極端ですが、大阪からの日帰りも十分出来ます。上記例など倉敷に行ってそれでも大丈夫なのだから、鷲羽山だけならより充実した一日が過ごせるでしょう。人が沸きちぎったら印象も変わるのでしょうが、もうちょっと人が集まらないとつぶれてしまわないか心配です。
この夏行くなら鷲羽山です。まぢでお薦めだから