海遊星夏★ネピアルしおのみさきリゾート  西牟婁郡串本町潮岬1000番地  電話0735-62-6170(8:00〜22:00)


入り口にある汽車のオブジェ
南紀白浜空港から車でのんびり行っても90分くらい。42号線をひたすら本州最南端の町「串本」方面にむかい、「串本おおはし」の標識をみつけたらそこを右折し、41号線を走ります。信号1つか2つで左手に串本おおはしがあり、10分も走れば右手にトレーラー、道沿いにテラスがあります。そこが「ネピアルしおのみさきリゾート(以下ネピアル)」です。
今回は2泊3日という事で、十分にその施設を楽しめたと思います。そこで諸々に関してレポートしてみます。

部屋から外をみるとこんな感じ

実はここを知ったのは じゃらん の宿情報でした。泊まるまでは心配事が色々ありました。口コミ掲示板に若干不安になる書き込み等あったからです。しかし、泊まるのが旅館や、ホテルでないという気持ちがあれば、何てこと無いことばかりでした。外見はおしゃれというより海の家のかわいい版みたいですが、中は広くて快適です。すべてきっちり用意されている旅より、使う人によって自由度の高い使い方が出来る施設だと思いますよ。


部屋露天風呂
入ると意外に大きくて快適
今回は情報をもとに、あらかじめ作戦を練っていったので、不便を感じることは殆どありませんでした。
まず「売店等ないので、夜食やらは持ち込んだ方が良い」という事に関してですが、確かに自動販売機等なく、部屋で飲む飲み物や、スナックなどは持ち込むことになります。しかーし、42号線から41号線に入ったすぐのところにCOOPがあります。ここにはお酒や文具はじめ、お菓子や食材がたくさんあります。あわてて、途中のコンビニで買い物したのですが、COOPだけで十分です。部屋には冷蔵庫がありますので、ビールも買い込んで冷やしておけます。冷凍庫もついているタイプなので、氷もアイスも大丈夫です。
そして「虫にさされます」という事ですが、露天風呂等あれば当然刺されるでしょう。部屋にはベープマットがありますので着いたらすぐ炊けばよいでしょう。僕はウナコーワをもっていっておきました。やっぱ何箇所かさされましたが、それで大丈夫でした。
「ご飯に関して」ですが、最初の夜はバーベキュー(ほたてやいか、お肉、野菜)で食べ応えありました。写真は食べ終わり寸前だったので参考までに。。。二日目は牡蠣や「はげ」という魚の鍋です。最後はおじやを食べてこれまた満足です。飲み物はビール、各種サワー、そしてウーロン茶等のソフトドリンクです(別料金)。朝はサンドイッチです。初日は卵と野菜で、二日目はハンバーグと野菜で、飲み物が1杯つきます。
「アメニティに関して」は、事前に持っていくかCOOPで買えば問題ないでしょう。基本的には何もなと思ってください。タオル、歯ブラシセット、寝巻き、コップ等は持ち込みが前提です。
ちなみに、部屋風呂、露天共にリンスインシャンプーとボディソープがありました。
「料金に関して」ですが、一人11000円から13000円くらいです。2食付です。
「温泉に関して」ですが、冷泉をボイラーで暖めています。深夜24:00にボイラーが止まるとの事で、それまでは十分に楽しめます。泉質は弱アルカリ性単純泉で疲労回復や神経性疾患に効果があるそうです。
「おトイレのドア」についてですが、ついてました。以前は暖簾だったみたいですが、トレーラーハウスですので簡易洗面所とトイレ、シャワーがあるのですが、ホテルとか旅館のようなものではありません。部屋は寝室とリビングで間にトイレのブースがあるつくりになってます。部屋は2〜8人用とあるだけに広く、寝室はベッドが2つあります。
「テレビの映りに関して」ですが、十分綺麗に映ってました。テレビは小さめですがテレビ台もかわいいです。勝手にベッドの布団をリビングに持っていって寝ました。リビングはカーペットがふかふかですので寝心地は良かったです。

バーベキュー


お鍋の具。魚は「はげ」です。
温泉に関してですが、宿泊客が少ないと男女別の露天風呂を貸しきって使わせてもらうことが出来ます。広さは十分で、脱衣所の明かりを消すと星がとっても綺麗です。時間を忘れて長湯してしまいます。焼酎、水を持ち込んでのんびり飲みながらつかったお風呂は、贅沢の極みでした。お部屋についている露天はぱっと見た目はコンパクトですが、いざ入ってみると十分足を伸ばしてリラックスできます。天気が良かったので特に満喫できました。
お風呂をあがって、タオルでちょっと拭くともうさらさらになって寝たら朝までぐっすり寝ることができました。

貸切で使わせてもらった露天風呂。
とにかくのんびりつかれます。
近辺の名所としましては、勝浦方面にいけば「那智の滝」があります。滝つぼのあたりはマイナスイオンが豊富で、癒しには最適というのが定説ですが、お風呂と滝で本当にリフレッシュできます。
「橋杭岩」という自然の力で出来た岩の群れもとても神秘的です。
勝浦は日本有数のまぐろ基地です。ヤマキというお店のまぐろ丼が有名だそうですが、今回は定休日でいけませんでした。しかし、港屋というまぐろ食堂があってそこのマグロ尽くし弁当はボリューム満点ですごかったです。

那智の滝
133mの高さを誇る

両方でひとつのメニュー
白浜方面へ10分くらいいくと海中公園があります。「ここのは田舎だからあんまり立派じゃないですけど」と言われたのですがとっても良いですよ。海がめがたくさん生息しているし、自然をそのまま水族館にしているので全然飽きません。船が出ていて30分くらい湾内を一周するのですが、水中を見れるようになっているそうです。最終が15:30発なので乗れませんでしたが今度は乗りたいです。水中展望台があって、海に潜っていくと外から魚に覗かれている感じです。水中の視界は30mくらいはあって、ダイバーもよく潜るそうです。平成11年から餌付けしているかいがあって餌を放るとメジナがばしゃばしゃと飛び上がってきます。潮岬が台風中継のたびにうつるように、ここも台風の影響が大きくて、施設の屋根が壊れてました。管理しているおじいさんがはじめは無口ですが、声掛けたら次から次へと話してくれて面白かったですよ。是非声をかけてください。一緒にとった写真があったのですが、何故かメモリーされてません。是非次行った時にものんびり話したいキャラでした。

水中展望塔(左)塔の中の覗き窓(中)海がめ(右)


橋杭岩

潮岬灯台は17:00に閉まります。その近くの神社で夕日を味わいます。

特筆すべきはスタッフの方々の暖かさです。大きな旅館とかホテルがいっぱいあるところでないので、都会的な垢抜けた感じはないのですが、素朴で謙虚な対応で大変満足でした。緩やかに過ぎる時間と、日々の喧騒を忘れて純粋に楽しむつもりで宿泊すれば気持ちよくすごせると思います。突出したサービスや、エンターテインメントを求めるなら、高級な温泉宿に泊まれば良いと思いますが、ここのご近所にお邪魔させてもらったという手作り感はお薦めです。

安くて楽しかったです。

多分ご夫婦のお二人に囲まれて。
お世話になりました。

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