しんどいわあ。
話だけ考えるとすごーく怖い。
キャラクターはすんごいみりきてき。
むちゃくちゃである。
二方向にひっぱられてつらいー。

土田戯曲は結末がどっちにでも取れる終わり方するらしい、とは聞いてたんですけども。
７月の頭に文学座ユニットの鉄塔を観たときは、意外と舞台の上で決着ついてるなって感じでした。
花オフ版のほうが、決着は客席が個々につけるしかないなーって感じでした。
どっちがいいか悪いかじゃなくて、すきかきらいか。な感じ。
正直自分が結末に決着つけるのはしんどいです。

うー。
これが演出の狙いなのかよくわかんない。
でもコミックメンズの連中はみりきてき。
あー。もう。
二律背反。
痛いのだ。心臓が。

あたしは、逃げ出して寂しくって怖くって怯えて、離れたいゲンジツに足すくわれて、切羽詰った土壇場で、「俺たちはこれやるんだ！」と意地を見せる男たちの表情。鳥の羽音のあとに聞こえるであろう音も思いながら観てました。

コミックメンズの奴らのかっこ悪ーい往生際の悪さに人間を感じるのだ。
んが。
それと同時に、脚本の底なしの気味悪さが鎌首もたげてにたりにたり、とささやくのだ。
お前さんも自分の身勝手で人を痛めつけてるんだよ。
と釘さされてるみたいなんだよなー。
ま、ひねくれてるんです。

コミックメンズが戦争礼賛はよくないっていう、人としての心からとった行動は、死ななくてもいい人3人を殺す結果になるであろうと、思われる。（事務所の人二人と座長さん。）

って、じーっと。。。考え込んでくらーくなってたんだけどね。

鳥の羽音は何に驚いて起きたんだろう。
もしかしたら。
もしかしたら。
願わくば、救援の銃声であってほしいのだ。
話つくっちゃったよ。おいおい。
でも、怖いのだめなんだよう。

というのはエノケンですね。あの歌、好き。

あたしは、コミックメンズは確たる信念とか主張とかじゃなくて、もっと生理的なところで、ライブやってるときの兵隊たちの反応が怖いと思って逃げ出したんだ…と。上岡さんの地図つくったりルールをつくることでちゃんとしなきゃという焦燥感や、笹倉さんの時折見せる追い詰められたような表情とかみてて、そんなふうに思いました。

劇中では少ししか触れられていないけれど、出撃を前にした、人を殺す武器を持つ兵士たちの笑い。

青空の下始まる野外ライブは、そんな笑いに対する「抵抗」としては無力かもしれないけれど…でもそこに「希望」を思ったりもするのでありました。

なるかどうかわかりませんが。
話しが進んでいくにつれて、もやもやが増殖していきまして。
終わった後、ぼーっとしてしまいました。

男達の一言一言がつきささってます。
「あー逃げなきゃよかった・・・」

あたしは「オープンニングだろ、ライブはいつもオープニングからだ」という台詞が好きでした。

昔、とある作家さんがとある女優さんへの誉め言葉として「おたおたとした愚かしいでも可愛い女」といっていたのを、帰り道に思い出してました。鉄塔の男たちも、そんな感じがしました。あんな状況だったのに、城之内さんと本気でネタ合わせてしまうところとか(^^;;

ところで、あの〜、ここはネタバレ掲示板ですとうたっておりますので、読んでくださる方はご承知おきと思いますから、タイトルにネタバレってかかなくても、だいじょうぶだとおもいます＞ＡＬＬ

あいつは首だっ。
おう。

って。あのやり取りは笑ってしまった。
今この状況で。
なんか、あんたたちって切羽詰ってるんだか、のんきなんだか。
わからんなー。と。

そうゆう意味で人の部分ですごい救われるのだ。
でも話を考えると。
堂堂巡り。うーがーああああ。
まてよ。
たんにわしが、陰にこもってものすごいのかしら。
。。。うう。

ねたばれと、おもいつつ。
でも、やっぱり、つい。。書いちゃう小心もののわたし。
次に書くときはねたばれ、って書かないでかいちゃおうーっと。

なので、パニック状態なんですけどもね。観ると。
なんーも芸がないんです。っていう城の内さんを芸達者な秋葉さんなのが、へ？って。あらまあ。あらまあ。でした。
城の内さんの、逃げてきた気持ち。なんとなーく。わかる気がする。
ふにゃふにゃしてますけど覚悟してきてますから。だったかな。
同じ死ぬなら、銃を撃つ側じゃなくて撃たれる側で死ぬことを選んでるのね。でも、死ぬなよ。頼む。しなないでくれ。

コミックメンズもぱにくってるから、
怖がってるわりに、野外ライブはじめてっすね。とか、
ライブはオープニングから。っていう、
なんか、まっとうに日常の会話がながれてたりして。
恐怖と対峙してるかっこ悪い部分とかこいいとこと。
くるくる変化する。

明日どうなるかわからないのに、階段マイムの稽古を
内緒でこっそりしてしまう吉村さん。

真のエンターティナーは、一度舞台にあがったら途中で辞めることは
許されません！！
ですからね、神様がそんないけずな事しませんよ・・・

と、勝手に私は思っているのです。（笑）

鳥→フラミンゴのような朱色？朱鷺色？の鳥をイメージしてしました。これも勝手に・・・

もしかして。
鉄塔まで追いかけてきた愚連隊もどきな奴らは人数からいって１２，３人でしたよね。
戦闘帰りなのだろか。
だとしたら、携行銃火器の残弾数はかなり減ってる可能性が。
人を殺すことに（いやな話だ。）躊躇がなくなってるってーことは、
打ち合いに必要以上に燃えるだろうから。
そうすると。うん、残弾数はかなり減ってると思う。

したらば、鉄塔にいる奴らの生存率は上がるな。うん。
（一気に気楽になった。）
大詰の鳥の羽音が何に驚いて起きたのかが描かれてない以上。
こっちのとりたいように、考えていいわけだよね。
よし。
（なにがよし。だ。なにが。）
自分勝手に明るい方向に結末を考えたいと、思うのでした。
身勝手なんだな。

ツライ方は自分でエピローグをつけてみなっせ。

「その後、彼らのことを知るものはいない。
　公式記録には「脱走後行方不明」と記されたままだという。

　あの戦争から数年。
　友人が新宿の小さなライブハウスで「コミックメンズ」という名のショーを見たという。
　帰国した座長の新しいメンバーなのか、本当に彼らなのか、今となっては確かめるすべはない。
　しかし、アロハを来たメンバーのひとりが、どうしようもなく
つまらない「階段マイム」という芸を見せていたらしい。

　真実は誰も知らない。」

いまも鉄塔にいるかもしれない　愛すべき男たちに乾杯。
・・・と、理由をつけては酒をのむ　おいらなのでした(^^;
　

初日と今日、拝見しました。見れば見るほど、いろいろ考えちゃう舞台じゃないかと思いました。一昨日見たときと、今日見たのとでは、なんか感じ方がちがいました。あさって、見る予定ですが、明日も見たいななんて思ったりしてます。

そうですねー。
見れば見るほど考えちゃうんですよ。
3日過ぎたから言いますが、全公演観るので(笑)
初日、昨日、今日、全部感じ方、違いますもん。
明日明後日、四公演ともたぶん違う感じ方するんだろうなぁ…。

お芝居は一期一会ですから、演じられるかた、観る私の気持ち、そしてその空間の空気が乱反射して、微妙に違って感じられるのでしょうね。

あたしも次回拝見するのが楽しみです。

花組の役者さんがボックス踏んで踊っているのって、本公演では拝見したことないで、ちょっと新鮮（^^）

途中で足が変わっているらしいのですが、手はそのままなので、後ろの席だと足元がみえなくて、なぜ一瞬止まるのだろう…と思ってました(^^;;;;

初日あれだけ怖かったことが。
なんで今日は恐怖にとらわれないですんだんだろう。

うーんとね。状況環境が引き起こす恐怖にあし救われてとにかく恐慌きたしてたのねー。なんだったんだろう。
ふんで、ですね。
３０日観てきました。
なんだろう？
怖いはなしだべなあ。って根本的にはあんまりかわんないんだけど。
でも奴らは初日よりなんかいとしいなー感が増量。
何かずるいーってかんじ。おいおい。

人間が見えてきましたっていうのは、なんか。えらそうなんだけどねえ。
コミックメンズがやーっと見えてきた。
初日のパニック引き起こした恐怖はなんだったんだろう？

「ちゃちゃちゃ」ぶりでお邪魔いたします＞睦月さん
本日の夜公演はベンチ席も詰め詰めのギュウギュウでしたが、
なんだかあっというまの１時間半でした。
キューピット君が「その気」になって爆笑を誘う辺りから、
いずれ来るであろう現実的な恐怖、みたいなものがかえってリアルに想像出来て、笑いつつも無事を祈るような気持ちで観てました。
こういう物語設定が、あながち空想の世界のモノとも言い切れないかも、というのがなんともね・・・。感じるところは多かったです。
個人的には笹倉さんのアロハが赤なのが、何故かすごく納得でした（笑）
桂さんは赤い色が似合うような気が＾＾

ちゃちゃちゃとはまた違った桂さん、いかがでしたでしょう？

＞あながち空想の世界のモノとも言い切れないかも、
過去にも今にも無縁のことではなく、せめて未来は無縁でありたいものですが。８月は特にそれを思います。

チラシの束に衣裳のオークション申し込み書が入っていましたが、赤いほうはなかったですねえ。残念。

えー、やっぱりお尻は痛いのですが(^^;　舞台に近いだけに一人一人の表情や動きをじっくり見るのもよろしやね。
・・というより、あまりに近過ぎて舞台全体がみえませんので(笑)

力強く握り締めた拳や震える肩の線、うなだれた視線の行方。心情の細やかな表し方にはっとさせられますね。
小さい空間ならではの楽しみ方かな。(^^)

個人的なツボ。
・笹倉さんが小暮君から視線を移さずにゆっくり座って「キリギリスがさぁ」と語るトコ　あの座り方がなんともよろし。
・「ひどいこと言うなぁ」と今にもマジ泣きしそうなヨシさん
・城之内さんが、すっと一息吸ってから「僕、鉄塔降ります」という＆一歩下がって礼をいうトコ　決意が伺えますなぁ。
・上岡さんが「逃げただけなのになぁ・・」と搾り出すように言うトコ　涙腺ゆるみポイント(笑)
・震えながらも立ち上がる小暮君の力強い目の光　
<番外編>懐中電灯でピカーンと妖怪の目ように光る　城之内さんのメガネ(笑)　場所によっては見えないかも。結構笑えます(^^;

どーでもいいがヨシさんは死ぬこととライブが出来ないことが同義なんかい・・・　でもそれもちょっといいね。
白い幕のせいでしょーか、熱帯感が足りないのが残念かなぁ。

生きてる時間のすべてちゅーと大げさかもしんないんだけど。
戦争だーとか、差し迫ってる危険とか。
ぜーんぶすっとんじゃって、ライブやろうねー。って言う、よしさん。
根っから芸人さん。だなあ。
桂さんが（あ。えーとササクラさん？）が。
肩震わして怖がってる姿が、人間等身大みたいだったなあ。
別に桂さん本人が怖がりなんじゃなくて。（ん？）
怖がってるのに張ったりかましてる弱虫虫なん、ああ、人間ってそんな
かも知れないって思った。
そんなだから人間でいられてるのかなあ。
わかんない。

本日、ベンチシートで拝見してきました。

吉村＠原川さんの眼…ライブのことになるとキラキラしてて、ポジション危うくなると雨の日に捨てられた子犬のような目で(^^;;ん？ん？ん?な階段ネタしか持ってなくても、コミックバンドには必要な愛すべきひとだなあ、と。ドリフでいえば、高木ブーさんみたい。

オープニングダンス、最後の決めポーズが笹倉＆吉村と上岡＆木暮があるのに気がつきました。右足の後ろの置き位置が違う…

笹倉さんがキリギリスの話をし始めると、少しずつ雰囲気が変わっていくのが、千秋楽に近くなれば近くなるほどすごくわかりました。結局、五人とも同じ思いだったんですよね。千秋楽はそこの場面でかなりうるうるしてしまった私でした。

こんにちは。桂さんのＨＰお引越のご指摘ありがとうございました。＞睦月さん

実は、今回初めて５人の役者さんの顔と名前が一致したという、新参者のファンなのですが、すごいすごい好きだったです！
特に、笹倉の細かい表情とか、わずかに肩を震わせているところとか・・。

どちらとも取れる終わり方は、私は好きです。
何も根拠はないんですけど、どうしても５人が死んだところはイメージ出来ないかったりもします。

ところで金曜は、何故か、他の列はかなり満席なのに、最前列だけスキスキでした。でも土曜はギュウギュウだったようで・・。何とか当日券でもう一度観たいんですが、難しいかなぁ。

無事、二回目はご観劇戴きましたでしょうか？
ぜひ10月の花組本公演もよろしくお願いいたします。
（白塗りしてても５人を探しあててください（笑））

最前列で拝見しましたが、あまりに舞台と客席が近いので、この距離でじっと見るのは恥ずかしいような気持ちになりました…自意識過剰？スズナリだと高さがあるので近くでもそんな気持ちにはならいあのですけど(^^;;

私は、何しろ最前列好きな人間なので(^^;)、慣れでしょうか、役者さんとあれだけ近くても集中して観ることができました。
小さな動き、顔の表情等、とてもよく伝わってきて、本当に素晴らしかったです。

白塗りの本公演でも見分けられるかどうかは・・・実はかなり自信がないですが。もちろん、10月公演も観に行って、精進したいと思っています(^^;)