東京江戸散歩 写好倶楽部       Gallery III 冬の歳時記 2019年

2019年1月の浅草成人式の写真も冬の歳時記に入れても良かったのだが、「フォト徒然」に掲載してしまったので、冬の歳時記が少々寂しいと思い、この冬2月に写真クラブで撮影に出掛けた「池上本門寺の豆まき式」と「立源寺の水行」の時撮った写真を冬の歳時記に掲載することにした。しかし実際の実施時間は豆まきが約5分、水行は約3分とあまりにも短いため 写真を多く撮れなかったので、その後の境内中の散策や街歩きの途中撮った写真等を加えて掲載することにした。

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2019年2月3日 池上本門寺の豆まき式の撮影に出掛けた。
総門を潜ると左手に見事な枝ぶりの松があるが、その下に今日の豆まき式で豆をまく福男や福女の名が張り出されていた。良く見るとタレントの松本伊代や長与千種等プロレスラーの名も見える。
池上本門寺五重塔

所属する写真クラブには高齢者が多いので、96段の此経難持坂を登るのは大変なので、総門横手にある池上会館のエレベーターを使って、この五重塔の近くにある見晴台の建物から境内に入ることにした。
境内は福豆を取ろうという一般客でびっしり。例年一万人以上集まると言う。
午後3時 いよいよ節分・豆まき式が始まる。
大田区長の松原さんの顔も見える。
松本伊代ちゃん

少々ふくよかになってきたように見受けられます。
福男福女が勢揃い、豆まきが始まります。周りには福豆を取ろうとする一般客でびっしり。ここは写真を撮るにはあまり良い場所ではないようだ。
豆まき開始

写真を撮ろうとしていたが、群衆の中で身動きが取れず、近くに豆が飛んでくると思わず手が自然と出て、写真を撮るどころではない。豆をキャッチしようとするが、目の前で横から他の人の手が出て来てなかなかキャッチ出来ない。
「地面に落ちた豆を拾うのは危険です、落ちた豆には福はありませんので拾わないように」とスピカーで呼びかけているが、危険を顧みず拾っている輩もいる。約1トンの豆が撒かれると言うが、実際の豆まきの時間は5分程である。
  プロレスラーの諏訪魔、石川修司

有名なプロレスラーらしい、フアンから歓声が上がる。プロレスラー等スポーツ選手が来ているので、かなり遠くまで豆が飛ぶので後ろで待機しても良いかもしれない。何とか豆包み1個をゲットすることが出来た。豆包みには本門寺近くの葛餅で有名な池田屋製と書いてあった。
あまり写真を撮れなかったので、この後境内を散策することにする。
ゲットした福豆をかざして、赤鬼・青鬼さんと記念撮影
仁王門横のお掃除地蔵

江戸散歩で三ノ輪方面を散策した時、飛不動にも洗心童子と言うホウキを持ったお地蔵さんを見かけたことがある。
日蓮聖人説法像

日蓮宗のお寺には必ずと言ってよいほど日蓮聖人の像があるが、これはかなり立派な日蓮像である。
池上本門寺は西郷隆盛を参謀とする東征軍が江戸に入り本営を置いた所で、勝海舟が江戸城無血開城を願い会見を申し込んでだ所でもある。今度洗足池に勝海舟記念館がオープンするが、西郷隆盛と勝海舟が向き合っている銅像でもあれば歴史スポットとして面白いと思うのだが(境内の松濤園に会見の碑はある)。
日蓮聖人御廟所

この場所は始めて訪れたが、信者さんなのか長い間お祈りしている人がいて、邪魔したくなかったので早々にお暇する。
本殿横の苔むした庭
池上本門寺には梅で有名な池上梅園があるが、まだ時期ではないと言うので諦め帰路に着くが、本門寺を出て瓦せんべいの寶屋さんでお土産を買って、お店の横にある池上観音堂をちょっと覗くと梅が満開であった。
2019年2月10日 目黒区中根にある立源寺の水行の撮影に出掛ける。
立源寺は日蓮によって創建された日蓮宗の寺院で山号は長昌山と言う。
立源寺本堂前のたわわに実った夏みかん
水行前の纏い

お会式で万灯を先導する時に見られる纏い(まとい)が、水行の前に行われた。
水行前の纏い

女性の纏いは珍しい。
いよいよ水行を行う僧がお経を唱えながら入場。
  日本酒を水桶に奉納した後、水行開始。教文を唱えながら水をかぶる。
  水行

前日は東京にも雪が降り、昨日でなくて良かったと皆で話していたのだが、この日は晴天だが結構寒い日であった。 
  水行は水垢離や滝行とも言われ、冷水を浴びて心身の汚れを取る行いという。この日の水行のため遠くの日蓮宗の寺より、修行に来ている僧もいるそうだ。
  およそ3分の水行が終わった。

あまり写真を撮っていないので、この後 自由が丘に出て昼食を取り、九品仏方面まで散策することにした。
自由ヶ丘駅正面口広場
正面口広場から踏切を渡り、駅南口に行く手前に小さい路地があり、先まで行き、奥に入ると昼なお暗い極小路地があり、進んでいくと緑ヶ丘方面に通ずる緑道に出る。夜は歩いてみたいとは思わないが。
九品仏に向かう途中見かけた原色の光景。
九品仏に向かう途中見かけた古びた建物とマッチした珍しい三輪車 一台。
九品仏に向かう途中見かけたレンガタイルの洒落た建物
九品仏の餅つき大会

我が地元の自治会の餅つき大会はノロウイルス等が流行っているというので中止になったが、近隣では結構色々な所で餅つき大会が行われているようである。ビニール手袋はしていないが、男性は皆なシャワーキャップをしているのが印象的であった。
   九品仏浄真寺参道
九品仏浄真寺参道と赤い帽子の老人
  お焚き上げ

境内では丁度お焚き上げが行われていた。
九品仏浄真寺は浄土宗の寺であり、境内の3つの阿弥陀堂に9体の阿弥陀如来像が安置されているので、九品仏と言う通称が出来たそうだ。洗足池横の中原街道から横道に入る所に庚申塚があり、九品仏への道しるべとなっており、江戸時代は中原街道より九品仏まで通じる旧道があったようである。
浄真寺仁王門

境内の散策を終え、自由ヶ丘に戻る。
クマのような大きな犬2頭

時たま見かける大きな犬だが、2頭連れているのは初めて見た。2頭が一緒にダッシュしたら一人で抑えれるのだろうか?
先程の極小路地を抜けると、この緑道に出る。居酒屋がオープンしている時間になったので、一杯やることになった。

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