死刑執行人、通称死神の話。
この世界での日本は特に刑法が甘く、それでも欧米化するにつれて段々と刑罰が重くなりとうとう死刑が復活したぞ!という時代です。
クゲツ
死神こと、現代日本に復活せし死刑の執行人狗月清貴。
死刑が復活しても行う人が居ない、どう選出するかと議論されていた時に立候補して見事役を授かった。自分の家族と部活の先輩一人を殺した殺人犯で少年院行き(法が甘い)。だが元々模範的な態度を見せていた上に「顔を見せる」死刑執行人となる事で、社会復帰を果たす。以来各地で重犯罪者を処刑し、遺族らの恨みや憎しみを一身に受ける。
元「憎まれ屋」で憎まれて死ぬ事を望んでいる為、甘んじてそれを受ける。復讐者による彼への攻撃は無罪となり、それによる彼の怪我の治療費は政府から援助される。
因みに執行の仕事が無い時には、その時に住んでいる場所の近所で普通にバイトしている。

アサト
死神補佐こと法外死刑執行人朝兎真明。
クゲツの扱いきれない死刑人とか法の手を逃れてる犯罪者、 罪人ではないが政府に不利益をもたらすと判断された人間を処刑する。 後者は一般生活を営んで見せている事が多い為、こいつの提示する条件を呑まなかった場合事故に見せかけて殺す。元フリーの殺人幇助者だったのが、捕まってから死刑法が決まったのを契機に政府容認の存在となった。
自分が食う為に殺している感が強く、その為なら相手の正当も不正も気に掛けない。 そういう意味ではクゲツよりよっぽど死神チック。 ただし標的とは全く無関係を装う上顔を見せないのでクゲツのように恨まれたりはしない。

ヤオウ
死神候補こと執行人目付け役の夜鷹深潮。
偏執・偏愛の性質が強い依存症である。
クゲツの学生時代の後輩にあたり、当時彼女が偏愛していた兄(深夜)を彼に殺された縁がある。 兄の遺言もあって、彼女の愛はクゲツに向くが、同時に憎しみも抱いている。 そういう関係なので、クゲツの通常生活上での目付け役として認可された。 クゲツが憎まれたがりなのを知った上で、其れを邪魔する意味で愛する器用な人。
役柄上クゲツの隣の部屋を常に宛がわれていて、彼が復讐者に怪我を負わされたら死なない程度に治療する。

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